ウッドデッキのご依頼・その素材とは

先日まで、ずいぶんと時間をかけて大きなウッドデッキを作らせていただきました。

 

海外産のサイプレスという木で制作いたしました。サイプレスとは、日本語で言うと糸杉(イトスギ)の総称で、硬くて良い素材の木材です。もともと硬くて長持ちするタイプの木材です。

 

木材には、硬い木と柔らかい木があります。もちろん屋外の設置となると固い木の方が向いていますし、ほとんど手入れをしなくても長持ちします(もちろん手入れをするともっと良いですが)

 

硬い木は、年輪の間隔が狭くて繊維が密なために悪くなりにくかったり、樹脂分が多いので防水の役割をあらかじめ持っているという理由です。

 

日本だと、水分に強いのは栗が有名で、昔の港などにも多く使用されていました。

 

海外のものだと、サイプレスをはじめ、イタウバ、イベ、ケカトンなどですね。名前だけ見てもあまりピンと来ないかもしれないですが、とにかく硬くて目のつまった木です。

 

また、松系の木材も、ものによってはとても有用です。ただ、暖かい地域のものはハードウッドではなくてソフトウッドに分類され、安価ですがメンテナンスが大変です。

 

松は英語でパインツリーと言います。

 

あ!パイナップルに松ボックリが似ているからか!

 

いえ、逆です。松ボックリに似ているアップルという意味です。(この場合はりんご、というよりも果実、という意味で使われているようです)